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 営農アシストニュース7月 (秋・冬どりブロッコリーの栽培)
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営農アシストニュース7月 (秋・冬どりブロッコリーの栽培)

7月から8月にかけては秋から冬に収穫するブロッコリーの播種時期です。この期間に播種するとその後の栽培がしやすく、また品種と播種時期を変えることで長い期間収穫をすることができます。

【生育特性】
  ブロッコリーはキャベツに近い野菜であり、生育特性もキャベツによく似ています。しかし、キャベツが結球葉を食用にするのに対してブロッコリーは小さな蕾が集合した部分(花蕾)とその下部(花梗)を食用にするためこれに対応した注意が必要です。この蕾(花芽)ができるにはある程度育った株が低温に遭うことが必要です。花芽ができる株の大きさは概ね葉の枚数7〜12枚、茎の太さ3〜6mm、感応する温度は15〜22℃の範囲と言われており、早生種ほど小さい株で高めの温度で花芽ができます。
また、品質面からは細かい花蕾がドーム型になるよう作ることが重要です。このため、〆惑飮期にあった品種を選ぶこと、定植から花芽ができるまでの間は素質のよい花蕾を作るための土台になる大きな外葉と太い茎をつくりあげること、2峅蠅できてからは適温下でじっくりと花蕾を肥大させていくことが大切です。

【栽培のポイント5か条】
育苗:7月中〜下旬の播種では10月下旬〜11月上旬収穫、8月上旬以降の播種では11月中〜12月中旬収穫(中生品種)、あるいは12月中旬〜2月収穫(晩生品種)になります。早い時期の収穫には「ピクセル」「ハイツSP」等の早生種、遅い時期の収穫には低温での肥大がよく紫色のアントシアン色素の出にくい「エンデバー」等の品種を用います。
    育苗は風通しのよいパイプハウス等で行います。播種は128穴のセルトレイに1粒播種し、播種後
は床土が乾燥しないよう発芽開始まで新聞紙等で覆います。発芽後は高温期の育苗のため徒長しやすいので潅水を抑えて育苗します。育苗後期には葉色が薄くなったら液肥を施用します。
◆,枉譴僚猗:10a当たり堆肥2t、苦土石灰等100kg前後を定植2週間程度前に、また元肥の目安はチッソーリン酸―カリを10〜15kg−20kg−10〜15kg(成分)を定植1週間〜10日前に緩効性肥料または有機質肥料で施用します。なお、品種により元肥に重点を置くもの、追肥で追っていくものなど吸肥特性が異なるので、この点も考慮して施肥を考えます。
また、ブロッコリーはマグネシウムやほう素などの微量要素欠乏が出やすいのでこれらを含む肥料を施用します。
 定植:高温乾燥時期の定植となるので植え痛みを少なくすることが重要です。このため、苗の大きさ、気温、土壌水分に注意します。苗は本葉が3〜3.5枚になり根鉢が形成されたものを、また気温については最高気温が33〜34℃を越える日が続く場合は気温が低めの日に定植を遅らせます。定植後は直ちに潅水するとともに、活着までの3〜5日間適宜潅水を行います。
   栽植様式はその後の培土や収穫作業を考慮し、早生・中生品種では畦間を70cm程度、株間35〜
40cmとします。
定植後の管理:追肥は第1回目を活着して新しく勢いよく葉が伸び出した定植後15日頃、第2回目を30日頃もしくは花蕾が確認された時にNK2号を10a当たりチッソ・カリの成分量で5kg程度づつ施用します。追肥後は倒伏防止を兼ねて中耕・培土を行ないます。
夏から秋にかけてはコナガ、アオムシ、ハスモンヨトウなど多くの種類の害虫が発生するので、発生状況を見ながら防除を行ないます。通常であれば10月中旬以降になると作柄に大きく影響する害虫の発生は少なくなるので、それまでの間の害虫発生に注意しましょう。
収穫:ブロッコリーの収穫適期は短く、遅れると外観だけでなく食感も商品性も低下します。このため、花蕾の粒が大きく目立つ前、花蕾の大きさとしては大人の掌で覆い被さる程度の適期収穫に努めます。
                                   グリーンショップ中央店
                                      松沢 義郎